
“ひや”と言われて冷蔵庫でガンガン冷やしてしまっていませんか?実は“ひや”は常温のこと。“冷やして”と言われたら10℃前後のことを指しています。一方、“お燗”の温度はどうでしょう?いろんな言葉で表現されるお燗の温度ですが、目安とされるのは45℃。それより熱いものを“熱燗”、45℃以下を“ぬる燗”と覚えておけば良いでしょう。

日本酒のラベルに“精米歩合”と書いてあるのをご存知ですか?日本酒に限らず、普段食べているお米も精米されているわけですが、精米されていないものを玄米と言います。日本酒の場合は精米することを「米を磨く」と言ったりします。つまり玄米を磨き磨いて内側の白米の部分まで磨くわけです。そして白米がもとの玄米の何パーセントかを表すものが精米歩合なのです。たとえば精米歩合70%と言えば、30%が磨かれたことになります。
なぜ精米(お米を磨く)が必要なのでしょうか?それは味や香りに影響するたんぱく質やビタミンなどが含まれている部分を取り除くためなのです。どれだけ磨かれているか、で味や香りに違いが出るんですね。

コクのある味、って言われても、なんだか主観的でわかりにくいと思ってしまいますよね。しかし、日本酒のコクは“味のバランス”と言えばわかりやすいでしょうか。私たちが感じる味には5つあります。甘、辛、酸、苦、渋。この5味のバランスが“コク”に影響するんです。何か一つの“味”が足りない、とか逆に突出していると“コクがある”とは言いません。好みは人それぞれですから色々と試してみてください。でも“コク”がある日本酒って、なんだかおいしそうに聞こえますね。

どちらも“生”がついているので、火を通していないことはお察しの通りですが、では生酒と生貯、何が違うのでしょうか。一般にできたてのお酒は過熱してから貯蔵されます。しかし、その加熱処理を行わないのが“生酒”と呼ばれるものです。さらに、その生酒をびん詰のときに熱酒殺菌(65℃位)して出荷されたものを“生貯”と言います。

冬に仕込み、夏を蔵で過ごして熟成した酒を加熱せずに大桶から樽におろす、この生の酒のことをひやおろしいいます。秋までかかってほどよく熟成されたひやおろしは、秋の味覚と一緒に楽しめる、ツウの間でも人気のお酒です。